縁起物の宝船の意味や由来やご利益について
宝船の由来
宝船はもともと藁で作られた船に、稲穂を飾った置物でした。
それはやがて穂掛船に姿を変え、金銀をはじめ、七福神やその授かりものが賑やかに飾られ、
「開運招福、富貴栄華(地位や身分が高くて財産もあり、華やかに繁栄していること)に通じる縁起物」
とされ、江戸時代より普及し始めました。
宝船のご利益
また、1月2日(初夢の日)に下記のような歌が書かれた「宝船のイラスト」を、枕の下に入れて寝ると
「良い夢を見ることが出来、良いことが起こる」
と言われるようになりました。
「永き世の 遠の眠りの みな目覚め 波乗り船の 音のよきかな」
(なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな)
↑こちらは、回文(前から読んでも後ろから読んでも同じ文)に、なっています。
宝船の置物の置き場所
宝船の置物は、
「玄関や床の間に置くのが一番良い」のですが、
「金庫や財布を置くところ」に一緒に置き、金運をアップさせるのもオススメです。
宝船の置物の処分方法
古い宝船の置物を処分する場合は、素材にもよるのですが、
「どんと焼きで焼く」
「神社やお寺にてお焚き上げをしていただく」
のが、よろしいでしょう。
それらがどうしてもできない場合は、「置物に塩をかけて清めてからゴミとして処分」します。不燃ゴミか粗大ゴミかの区分は自治体によりますので、確認してください。
とにかく粗末に扱わないことが肝心です。